入学説明会を開催している学校もチラホラと多くなってきた。早慶道場でも9月17日に早稲田佐賀中学校の学校説明会を開催する。小6受験生の保護者の皆さんは、本格的に「受験校」を決めなくてはいけない時期になってきた。
1月の千葉、埼玉や地方入試を実施する学校も含めて、真剣に受験する学校を決定していかねばならない。
これから保護者の皆さんは塾の担当者と進路相談などの面談を重ね、受験校を日程ごとに決めていくこととなる。
当然ながら模擬試験の結果などから判断して、より高いレベルの難関校を受験できる場合もあれば、成績が低迷し下位レベルの中学校を受験せねばならない場合だってあるだろう。
こんな時よく、塾の進路指導担当者から、こう言われるはずだ。
「○○日に受験するこの学校が挑戦(チャレンジ)校ですから、この日程で【滑り止め校】を受験しておいてください」と。
【滑り止め校】以外にも【押さえ校】とか【お試し受験】とか色々あるだろうが、言わんとしていることは一緒である。
こんな時、ほとんどの方は「【滑り止め校】に進学することはない」と思っているはず。
しかし、これが大きな間違い。
本当に【滑り止め校】に進学する可能性はないだろうか?
縁起でもないことを言おう。
もしその【滑り止め校】にしか合格出来なかったとしても、本当にその学校に進学させないだろうか?
ちなみに、大多数のご家庭ではこんな状況になった場合には【滑り止め校】へ子供を進学させている。
「【滑り止め校】には行かせたくない!」と言っていたご家庭でも、【滑り止め校】しか合格しなかったら、その学校に進学させるのがほとんどなのだ。
私の場合、進路相談の際に【滑り止め校】だとか【押さえ校】なんていう言葉は一切使わない。どんなに志望順位が後ろでも、受験する学校は皆【志望校】というようにしている。
仮に受験校のうち、通わせたい順位が10番目であっても、私なら【第10志望校】と呼ぶ。
進学する可能性のない学校を受験しても意味がないと思っているからだ。
もし【滑り止め校】にしか合格できず、結局のところ進学することになったらどうだろう。
子供は6年間、気持ち良く通学することができるであろうか。心に引け目を感じて通うことになってしまうのではないか。
だから、受験する学校はすべて【志望校】としてもらいたい。
第1志望から、受験する学校の数だけ【志望校】があるはずである。
8校を受験するのなら【第1志望校】から【第8志望校】となるわけだ。
合格したら進学させたいと思える学校を受験してもらいたい。その為にも今の内からしっかりと学校研究をしてもらいたい。
大切な子供を6年間預けるに値する学校かどうか、ちゃんと判断してもらいたいのである。
なかには第1志望以外の学校については、学校研究をほとんどしていない保護者の方もよく見受けられるが、これではいけない。
子供が6年間、充実した学生生活を送れるかどうかは、今からの【志望校】研究にかかっているのだから。
早いもので夏休みもあと残りわずか。
とにかく一生懸命夏期講習に没頭していると、ついつい学校の宿題の事を忘れがちなもの。
自由研究や読書感想文に焦って取り組んでいる子も多いことだろう。
なーんて偉そうに言う私であるが、子供の頃は夏休みの終了直前は宿題に追われる毎日だった。
残念ながら、「計画的に宿題をすすめよう」なんて発想のできる利口な子供ではなかったのである(笑)
夏休みが始まった直後にはウチの母親に「早いうちに宿題を済ませておきなさい」と耳にタコが出来るほど言われたものだった。
しかし親の言うことを聞かないガキ大将だった私は、「まだ夏休みが始まったばかりだから大丈夫」と言って、母親の忠告をまるで無視。それはそれはとことん遊び呆けていた。
お盆の頃になるとまた母親は「そろそろ宿題に取り掛からないと終わらないよ」と何度も繰り返すのだが、「まだ夏休みは半分近くある」と高をくくり、やはり一切宿題に手をつけなかった。
そして夏休みも終盤(今と同じ頃)になると、母親から最後通告を受けるのである。
「いい加減にしないと本当に宿題終わらないよ」と。
この言葉にハッとしてカレンダーを見、そして机の上にたまった宿題の山を見、現実に帰った私はようやく宿題に取りかかるのであった。
(これは言い訳になるが)「もし子供の私に母親が「宿題の意義」や「期限」などを教えた上で注意してくれていたら、直前になってあせることなく宿題ができたのに」なんて今になって思う。
もちろん、子供の頃の私が素直に従うというのも想像しにくいのだが......。
そして現在。大人になった私は宿題こそないものの、期限つきの仕事を毎日こなしている。今や子供だった頃の、「直前にならないとやらない」病はいつの間にか消えてしまった。
少し前(7月28日)に『目標設定の「SMART」法』について触れた。
そう、何を隠そう私の「直前にならないとやらない」病は、この「SMART法」を取り入れたことで克服できたのだ。
宿題をこなすのも、受験に向かうのも、そして何かを新しい事成し遂げるのも基本は一緒である。
「SMART法」で物事を考えると、ほとんどのものは上手くいく。成功を積み重ねることが出来るのだ。
もしもまだお子様に実行されていないのであれば、今すぐ取り入れてみてはいかがだろうか。
夏休みも終盤、塾では夏期講習会後半戦の真っ只中である。
特に、小学6年の受験生は朝から夜まで勉強勉強の毎日だろう。
塾によっては朝っぱらから夜遅くまでずーっと授業漬けだという子も多いのではないだろうか?
もちろんせっかくの夏休み。使える時間は有用に利用したい。
だからこそ長時間ずーっと授業を受けるわけだが、どうしても授業は「受身」となる側面が多い。
というのも、授業は「聞くこと」、つまり講師の投げかけた情報を「受けとる」ことばかりになってしまう。
こうやって一方的に情報を受けとるだけでは、残念ながらデキる子供にはならないのである。
そもそも、「成績アップの方程式」を満たしていないのだからデキるようになるはずが無いのだ。
じゃあ「成績アップの方程式」とはなにかというと、『「理解」→「定着」→「得点」』のプロセスを踏むこと。
「授業を受ける」というのは、方程式でいうと「理解」する場である。
教えてもらっていれば理解は確かに深まる。
しかし、その後の「定着」と「得点」のプロセスを踏んでいない以上、成績アップにはつながらないわけだ。
なぜなら授業とは知識を理解し、脳内に知識を「インプット」する場に過ぎないから。
いくら脳内に豊富な知識があろうとも、本番のテストで「アウトプット」出来なければ何の意味もない。言ってしまえば宝の持ち腐れだ。
しかし、授業での「理解(インプット)」した内容をしっかりと「定着」させていなければ、決して「アウトプット」つまり「得点」することが出来ないのもまた事実である。
そこで必須となるのが家庭学習だ。
授業内容を復習し、宿題によって何度も何度も反復することで「理解」は「定着」される。
「定着」を言い換えるとするならば「覚える」とか「自分の身にする」という言葉がいいだろうか。
「体に染み込ませる」という意味で「体得すること」としてもしっくりくるかもしれない。
熱血至上主義の気合満々の塾では、朝から晩まで授業漬けの夏期講習を実施していることもある。
しかし、「インプット」ばかりでは、子供たちはいつまで経っても「定着」しない。
何度も繰り返すように、「定着」しなければ「得点」する力など身につかないのだ。
ちなみに、私が塾長をしている早慶道場では朝から晩まで「自習室」を開放している。
この自習室では子供たちの自主学習のため、TA(ティーチングアシスタント)がいつでも質問できるように待機し、子供たちを管理している。
ほとんどの生徒が授業後に自習室で勉強し、授業の復習や宿題をこなして「定着」をはかっている。彼らの受験本番がどんな結果になるのか......今から楽しみで仕方が無い。
前回約束したとおり、今回は「目標設定の方法」について。
「子どもの『やる気』を引き出すためには、まずは『目標』を持たせてあげること」だと先週書いた。
私自身の経験でも、目標を持った子は必ず「やる気」も強くなる。
やる気が上がれば勉強の精度も向上。結果として成績も上がり、志望校合格にも近づくのである。
しかし、やみ雲に目標設定しても意味がなくなってしまう。目標設定するからには、目標を達成させなければいけない。
しかし目標の決め方を誤ってしまうと、ハナから達成しようという意欲が削がれてしまう。こんな事態に陥らないために、今日は目標設定の「SMART法」を紹介しよう。
「SMART法」とは、
「S」Specific(具体的で)
「M」Measurable(測定可能で)
「A」Agreed(納得していて)
「R」Realistic(現実的で)
「T」Timely(期限がある)
の頭文字を取ったもの。つまり「具体的かつ現実的で、期限までの効果が測定可能かつ本人が納得した上で」目標を設定する方法だ。
こういうと少し難しい感じがしてしまう。1文字ずつ内容を見ていこう。
S「Specific(具体的で)」とは、「漠然とした目標設定ではなく明確に目標を設定せよ」ということ。
例えば目標を「成績を上げたい」のようにアバウトなものにしないことが、Specificな目標だと言えるだろう。
具体的には「苦手科目の国語を次の模擬試験までに偏差値55以上にする」というような感じ。
なるべく細かく、詳細な目標設定をした方が本人の意識のためにも良い。
M「Measurable(測定可能で)」とは、「目標が達成できたのかできなかったのかを明確にする」ということである。
例えば目標を「数値」で決めればできたかできなかったかは明確になるはずだ。
上記の目標も「次の模擬試験までに偏差値55以上にする」というのは、偏差値55に到達したかどうかでハッキリと効果を測定できる。もちろん目標は数値にこだわらなくともよい。ただし「志望校に合格する」という合格するというように、目標が達成できたかどうかがはっきりわかるもの出なければ意味が無い。
A「Agreed(納得していて)」とは、目標達成しようとする本人、つまり「子ども自身がしっかり納得した上で設定した目標かどうか」かどうかである。
何度も繰り返しお話ししているが、中学受験とは親のためのではなく、子どもが子どものためにする受験である。
つまり受験する子ども自身が、成績を伸ばすこと、勉強すること、受験すること、に同意(納得)をして初めて目標設定が可能となる。
子どもが自分のための受験だと理解していない内は、どんな目標を設定しても満足のいく結果は得られないということだ。
R「Realistic(現実的で)」とは、「明らかに実現不可能な目標設定ではいけない」ということだ。
例えば(こんなご家庭はいないと思うが)、小学6年生の秋の段階から中学受験を始めて御三家に合格するなんてことはまず不可能である。
早熟な処理能力が要求される御三家に合格するためには、もっと早い段階からの徹底的な志望校対策が不可欠である。
しっかりと足元を見定めて、決して高望みはし過ぎずに実現可能な目標設定をすることが大切である。
そしてT「Timely(期限がある)」とは、読んで字の如く「時間的な期限を設定すること」である。
「いつか、きっと成績を上げたい」と思っているだけでは成績が上がることはない。
目標を立てる上では必ず「いつまでに」という期限を決めて目標設定をすることが重要だ。
そうしないと何より勉強する当人の「やる気」に火がつかない。終わりの見えない仕事は永遠に終わらないものだ。
締め切りが見えるからこそ、「それまでに必ずやり遂げて見せる」という達成意欲が芽生える。期限を決めるだけでその目標の達成率は大幅に向上するだろう。
なかなか目標を決めても達成できずに終わることが多い方は、ぜひこのSMART法を実戦し、目標を達成する喜びを知ってもらいたい。決して途中であきらめず、粘り強く困難に耐える強い心が身に付くことだろう。
いよいよ8月に突入した。
そして、通っている塾でも夏期講習会が始まっていることと思う。
この夏期講習会で何とか子どもを「やる気」にさせて、2学期以降の成績急上昇を期待しているのではないか?
しかし、そんなに簡単に「やる気」になるものではない。
「やる気」とはどっかの個別指導塾でやっているCMのように、ボタンを押せばドッと出るものではないのだ。
では、なぜ子どもが「やる気」にならないのか?
ズバリ! それは「目標がないから」である!
そもそも「やる気」というのは「自ら進んで物事を成し遂げようとする気持ち」のこと。
「自ら進んで」
「物事を」
「成し遂げようとする」
「気持ち」
とても大切なことなので2度繰り返した。
つまり、成し遂げようとする「コト」がなければ、そもそも「やる気」は生まれないのである。
言い換えれば「目標」がなければ、「やる気」は生まれないのである。
だって目標や目的がなければ、何を成し遂げたらいいか、子どもはわからないのだから。
子どもが「やる気」にならなくて困っているお母さんへ。
まずは子どもに「目標」を持たせてあげることから全ては始まる。
「次の模擬試験で○○中学の合否判定を50%以上にする!」
「次の模擬試験で4科偏差値○○以上にする!」
「次の模擬試験で苦手科目の理科の偏差値を○○以上にする!」
「塾のクラスを2学期から一つ上げる!」など
このように目標を持たせるのだ。
子どもが成し遂げたいと思える目標を決めるのである。
あくまでも「子ども」が成し遂げたいと思える目標でなければいけない。
お母さんがかなえて欲しい目標では、何の意味もないのだ。
ちなみに目標を決める際は、「達成できたかどうか」が明確にわかるものがいい。
例えば、「偏差値を○○以上にする!」という目標ならいいが、「理科を得意科目にする!」では、得意科目になったかどうかはっきりしない。
数値で目標を決めるなどして、明確にした方がいい。具体的な数値目標がなければ意味が無いのだ。
肝心の目標設定の方法については後日詳述することにしよう。
こうやって成し遂げたい目標が決まれば、自ずと「やる気」は生まれてくる。
そして、「やる気」が出てくれば、成績も伸びてくる。
「成績はやる気に比例する」ものであり、
「やる気」が出れば勝手に成績は伸びるのだ。
さぁ、夏休み本番。夏期講習の季節がやってきた。
よく「夏は受験の天王山」とも言われる。
この夏の頑張りが秋以降の成長へとつながり、やがて来年の合否まで左右するのだ。
ただ多くの場合、夏期講習はパンパンに時間割が組まれている上に多量の宿題を出されるもの。
あまりのハードさに音をあげてしまい、「もう勉強なんてしたくない!」と投げ出してしまう子も中にはいる。
こういった子に言えることは、夏期講習に入る前に「夏休みに伸びる子」に変身できていなかったということである。
この勝負の季節が始まった今、お子様が「夏休みに伸びる子」になれているのかどうかをしっかりと確認して頂きたい。
私が言う「夏休みに伸びる子」とは、学習する姿勢・態度が備わっている子のこと。
「学習する姿勢・態度」とは、「落ち着いて席に座っていられること」「人の話を最後まで黙って聞けること」を指す。
授業で要点を理解するためには、個別・集団の違いはあれど、先生の言った内容、また板書した内容を100%理解し確実にノートへ記録することが重要だ。
先生がどんなに良い授業をしても、授業を受ける側が途中で席を立ってしまったり話を遮るように何か別の事を始めてしまったりしては、内容を理解することなどできっこない。
だからお母様方には塾へ通わせる前に、「落ち着いて人の話を最後まで聞ける」ように、しつけに気を使っていただきたい。
もちろん、遊ぶ時は大いに遊んで結構! 要はメリハリ、締めるところは締めることが出来る子が、「塾で伸びる子」と言えるだろう。
また塾に通わせ始める時にはわかっていなくても、通塾を始めたら「なぜ自分は塾に通っているのか?」をしっかり理解させてあげて欲しい。
いわゆる「夏休みに伸びない子」に共通して言えるのが、「塾は勉強をするところ」だと理解できていないという事だからだ。他の学校の子供たちが集まってくる、何か「特別な集合場所」程度にしか考えていないのが彼らの共通点。
もちろん塾で友達を作って、通うのが楽しくなるならば良いに決まっている。
しかし、ただ塾が「友達と遊ぶための場」となってしまったら......。効果的な学習など見込めるはずもない。
まずはとにかく授業態度が悪化するだろうから、成績アップはおろか授業内容の理解すら難しいはずだ。
最初に「あの中学校に行きたい!」という、明確な目標を持たせてあげること。その夢をかなえるための場所が塾なんだよと、教えてあげて欲しい。
本日、7月7日は「七夕」である。
早慶道場の受付にも笹竹が飾られており、門下生たちが自分たちの願いを短冊に書き込んでいる。
「志望校に合格できますように」
「成績が上がりますように」生徒たちの真剣な思いが綴られていて、教師たちにも自然と気合が入ってくる。
また早慶道場のある四ツ谷駅にも笹竹があり、多くの大人たちも短冊に願いを書いていた。
東京メトロ・JRの両改札口の2箇所に設置されているのだが、溢れるばかりの短冊がかかっているのだから驚きだ。
先日は60過ぎくらいのオジさんが一生懸命、笹にくくりつけていた。
いくつになっても願いは尽きないものである。
さて、早慶道場では7月19日から夏期講習会が開始される。
夏休みはなんといっても他の休みと比べて長い。約40日間の長期休暇だ。
この時間をしっかり勉強に費やした者とそうでない者とでは、2学期以降の成績において雲泥の差になって表れる。
ただし「明確な目標を持って勉強する生徒」と「なんとなく勉強をする生徒」とでは結果に大きな違いが出る。
ただ勉強するのではなく、はっきりと明確な目標を持って勉強をしてもらいたい。
「志望校に合格できますように」
「成績が上がりますように」
願いが叶うかどうかは、この夏の過ごし方次第。
厳しいようだが、願うだけでは決して願いは叶わない。
行動しなければ何も変わらないのだ。
前回の続き。
前回、夏休みは受験勉強だけでなく、「人生勉強」を是非してほしい!と
述べたと思う。
今回は、私が子どもの頃に経験した、「人生勉強」について
お話したい。
例えば私が幼い頃、家族で旅館に泊まったときのこと。
両親が旅館の仲居さんにお金を渡しているのを見たことがある。お心付け、いわゆるチップを渡していたのである。
私はその光景を見て、旅館に泊まる際にはチップを渡すものなんだな、と学習した。
宿泊中短い時間ではあるが、仲居さんは配膳から布団の準備などお世話をしてくれる。
この短い時間でも良好な関係を築く上で、心付けを渡す習慣は悪くないなと感じたものである。
実際、宿泊中の仲居さんはとても気持ちのよい接客をしてくれたのを覚えている。
最近では、仲居さんにチップを渡す必要はないのかも知れない。
しかし古くから日本人が持っていた、お互いに気持ち良く過ごすためのルールである。
私はそれまで知らなかった大人の社会について学習出来た、最高の機会だったと思っている。
旅行と言えば、山口県にある母方の実家に帰省した時も印象深い。
久しぶりの実家に母はリラックスし、祖父母やおじ・おばと楽しそうに談笑していた。
しかし父はどこか居づらそうなな雰囲気で、言葉づかいも何かよそよそしい。
母への言葉づかいもいつもと微妙に違ったのである。
自分の田舎ではなく、「妻の田舎」だというアウェイの空気感。いつもは厳粛な父親が見せる柔和な立ち居振る舞い。私はそこで、人間関係と夫婦間の機微についてなんとなく知ったのだった。
子供たちは本当によく物事を観察する。大人が何とも思わない日常の些細なことでさえ、子供たちは驚き、学び、そして大きく成長する。
夏休みだからこそできる貴重な体験を、どうか子供たちに与えて欲しい。
「受験勉強」はメチャクチャ大切である。しかし同様に、いやそれ以上に「人生勉強」もメチャクチャ大切なのである。
共通することは、「子供が大人になった時、かけがえの無い体験になる」ということ。
思いっきり遊び思いっきり学べば、必ずや希望に溢れた将来がやってくる。子供たちには常に「学ぶ気持ち」を持って、この夏休みに臨んでもらいたい。
無理やり机に座らされてする勉強なんて、1ミリも意味なんかないのだ
夏は天王山と言われるように、受験生にとって勝負の分かれ道。
真剣に勉強した受験生は、9月以降の成績を飛躍的に伸ばすことになるだろう。
塾でも夏期講習会の申し込み真っ最中である。
きっと長い休みの間の勉強方法ついて説明されていることと思う。
塾によっては合宿も企画し、「夏休み中ずーっとフルに勉強してもらいます!」と鼻息が荒いところも少なくない。
しかし夏の勉強方法として「毎日塾で勉強漬け」なんて状態ではいけない。お盆の時期のように休めるところは休んで、リラックスしなければパンクしてしまう。
勉強だけすりゃあいいってもんじゃないのだ!
せっかくの夏休み、どうせなら楽しい思い出を残さなければ人生に張りが出ない。
友だちとも遊んだ方がいいし、家族で旅行にも行った方がいい。
おじいちゃんやおばあちゃんにも会いに行った方がいい。
もちろんこれらは「受験勉強」ではない。しかし価値ある「人生勉強」である。
「受験勉強」から逃げ出したくて、家族と旅行に行くのでは意味がない。でも受験生だからといって「受験勉強」だけの夏休みでは、貴重な「人生勉強」のチャンスを失ってしまう。お盆休みぐらいは机から離れて、思いっきり外で「人生勉強」をして欲しい! 私の心からの願いである。
次回、私が幼い頃の旅行のエピソードについて紹介したいと思う。
今回は私の経験の中から感じた話。
実の事を言うと、成績が高い子どもは例外なく勉強中の姿勢がいい。
というか、「猫背の子に成績が良い子はほとんどいない」。
私が今までに出会ったきた難関校合格を勝ち取った生徒たちは、例外なく勉強の姿勢が良かった。
背筋がピーンと伸び、良い緊張感にあふれている。教えるこちら側が逆に緊張してしまうほどだ。
逆に勉強中の姿勢が悪い子どものほとんどは成績が芳しくない。背中が丸まっている子はいつまで経っても授業内容を理解できず、中々成績が上がらないのだ。
はっきり言って勉強の集中力が弱い。
「姿勢なんか関係ない!」と思われるかもしれない。
しかし、これは事実なのだ。もしかしたら皆さんの中にも、「勉強ができる生徒というのは姿勢が良い」と思われている方がいらっしゃるのではないだろうか。
事実、医学的にも姿勢と成績の比例関係は証明されている。
そもそも脳みそは人間の血液量の内、約20%を消費しているという。
つまりこれは「脳みそにしっかりと血液が回っていれば、回転も良くしっかりと集中して勉強できる」ということ。
逆に姿勢が悪いと循環すべき血液の流れも悪くなり、脳みそまで必要十分な血液が回らなくなる。だから姿勢が悪くなると頭がうまく働かず、授業の内容も理解できないというわけだ。
成績が芳しくない子どもの姿勢が良くないのも当然なのである。
皆さんのお子さんは正しい姿勢で勉強しているだろうか。
もし姿勢が崩れているようなら、正しい姿勢で勉強させるよう矯正しなければ。
いつも背筋を伸ばして勉強する習慣が身についてくれば、頭にしっかり血液が循
環して、勉強の集中力も上がる。
まずは猫背を矯正すること。これが成績アップの近道なのだ。


